グアテマラのジモティーに聞いた、グアテマラの美味しいものvol.1

senchicchi
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最近、グアテマラのオンラインスペイン語を受講しています。その先生、ドン・パブロに聞きました。ガイドブックではわからないグアテマラの美味しいもの教えてpor favor!

Pablo
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Claro!グアテマラの日常の美味しいものや食べ物にまつわる風習、魚料理を紹介しましょう。

jocote ホコテ

赤やオレンジや黄色の小粒のフルーツ、ホコテ。

カシューナッツ科の植物で、メキシコからブラジルにいたるアメリカ大陸の熱帯地域に自生している。
グアテマラには、たくさんホコテの木が生えているらしく、安く売られているらしい。
今は減ってきたが、家の庭にも植えているところが多かったそうな。

 
Pablo
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いっぱい買ってきて、パクパク食べても飽きない美味しさです。¡Que rico!

小粒の中には、大きめの種が入っている。食用部分は少なめだから、ついついたくさん食べてしまうのだろう。
それに、色が綺麗だから、食欲をそそられるのかもしれない。
いや、そもそも味が美味しいんだ。食べてみたい…。

普段はそのまま食べるが、死者の日が近づく(10月30日,31日,11月1日,2日)と、ホコテを蜂蜜づけにしたり、家庭ごとに異なる甘い味付けにして、スイーツとして楽しむのだとか。

Pablo
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友だちと連れ立って家々をまわり、スイーツをプレゼントし合う風習もあります。

また、ドリンクとして楽しむこともある。チチャ・デ・ホコテ(chicha de jocote)
庭でとれるホコテを使って、庭でチチャをつくることもある。

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想像するとよだれが…食べてみたい!飲んでみたい!

elote loco エロテ・ロコ

エロテとは、ナワトル語に由来し、トウモロコシのこと。特に早摘みトウモロコシ。中南米の主食の一つ。

Pablo
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グアテマラでは、11月前後に食べられます。死者の日の頃にぴったりです。

エロテ・ロコは、英語でいうと、クレイジーコーン。
トウモロコシにマヨネーズとケチャップとチーズをまぶして食べる!
売られているものは、食べやすいように、棒がささっていることが多いようだ。
ぜひ青空のもと、食べてみたい!

El Kamoo’n エル・カモーン

Pablo
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死者の日の前に行うマヤの風習の一つで、poner en común、tener en común、juntaという意味です。

ドン・パブロが子どもの頃住んでいた地域では、11月1日の夜、家族や友だちが大勢集まる。
ひとり一つの食材を持ち寄る。持ってこれない人も、もちろん歓迎!
持ち寄る食材は、camoteカモテ、yucaユカ、calabazaカボチャ、güisquiハヤトウリ、eloteトウモロコシ、の5種。

これらの食材は、一つの鍋に一緒に入れて、砂糖を入れて2時間煮込み、柔らかくなったら皆で食べる。

そして、家族や友人たちが集まった死者の日の前のこの夜は、おじいさんが話しはじめる。経験豊富なおじいさんは、たくさんの教訓話を知っていて、物語にして口伝えで伝承していくのだそう。

senchicchi
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食、経験、伝承を皆で共有していく。El Kamoo’n すてきな夜だ。

たとえば、夜道は危ないこと、夜は寝るため・休むためにあることを伝えるために、夜道にはモンスターがいるぞ、と言った具合に。

死にまつわる物語もよく話される。
ある男性が、パーティーで今まで会ったことのない美人な女性と出会った。2人は踊り、楽しい時間を過ごした。お開きの時間になり、男性は女性を家まで送っていくと申し出たが、女性は丁重に断った。諦めきれず男性は、その女性のあとをついていった。街灯がない暗い道を進んでいく。家なんか見当たらないぞ、どこにあるのかな、そう思っていると、立ち止まった彼女が「ここが私の家」と指し示したのは、墓地。そのまま彼女はお墓へと消えていった。

村によってもことなるが、これがマヤの風習の一つだそうな。

Pescado con limón グアテマラの魚料理

Lago de Atitlán アティトラン湖

グアテマラには、美しい湖 アティトラン湖がある。観光客にも人気で、ドン・パブロも「グアテマラに来たらぜひ訪れて」と言う。
ドン・パブロが教えてくれた、グアテマラの訪れたいコースは、後日まとめることにしよう。

アティトラン湖は美しいだけではなく、獲れる魚は周辺地域の食を豊かにしてきた。
魚の肉質がしっかりしていて、弾力とコクがあり、美味しい。
ただ、気候の変化や外来種の影響で、固有種mojarraやlobinaは減っているそうだ。

それでは、

Pablo
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アティトラン湖畔南西の町サンペドロ・ラ・ラグーナの魚料理の一つを紹介しましょう。los Tz’utujilesというマヤのコミュニティで昔から食べられている料理です。

材料は、フレッシュな魚、レモン、トマト、ミルトマト、塩、です。

ここでの魚は、養殖されているtilapiaティラピアです。
食材が準備できたら、下ごしらえです。まず、トマトとミルトマトは洗った手で千切っていきます。少しテクニカルです。そして、レモンは包丁で切って搾り器でたっぷりレモン汁を注いでいきます。

トマトを手でちぎるのはドン・パブロ担当、レモンを絞るのは孫のフェルナンド担当

たっぷり愛情も注いだら、少々水を入れて、20分弱火で煮込みます。

シンプルだけど、とても美味しい、pescado con limónの出来上がりです。

senchicchi
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美味しそう。食欲がそそられる…ラテンアメリカのlimónレモンがまたいい味出すんやろうなぁ。Gracias, don Pablo.

よだれが出てきたところで、第1弾はここまでです。

次回・第2弾では、お肉料理を紹介予定!

Pablo
Pablo

Con mucho gusto! 次回もお楽しみに!

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