日本で1人あたりの年間消費量は約5kg。
パーム油は私たちの生活に欠かせなくなりました。
残念ながら、パーム油を生産するために、インドネシアやマレーシアの多くの森が壊されてしまいました。
インドネシア・スマトラ島では、この30年で天然林の55%が消失してしまったそうです。
私たちは、ただ生活しているだけでも、気づかないうちに森の破壊に加担してしまっているのかもしれません。
コチラも参照→地球のこと〜熱帯林とパーム油〜
地球を壊したくない。
何かできることはないか。考えました。
簡単にできる5つのことを紹介します。
このマークを見たことがありますか?
地球や人にやさしい農園でつくられたパーム油を使っているマークです。
※地球や人にやさしい農園でつくられたパーム油の使用割合は、完全なものと他の油と混ざっているものと段階があります。マークの一部に記載があり見分けられるようになっています。詳細はコチラ→RSPOの認証油マークについて
日本ではまだ少ないですが、時々RSPOマークのついた商品を見かけます。
コチラの会社の商品などです→SARAYAヤシノミ洗剤
食品では、マークをつける会社は少ないですが、RSPOの仲間が増えてきています。
日清食品は、2017年にRSPOに加盟したそうです。
環境に配慮する姿勢を持った会社の製品を購入するのもいいですね。
私は最近お菓子を食べた後、原材料に植物油脂やカカオマスが入っていたら、そのお菓子をつくっている会社に原材料について問い合わせるようにしています。
これは意外とハードルが低いです。結構簡単!
製造会社のWEBページのお問い合わせに質問するのです。
問い合わせフォームに質問を入れると、メールで返答をしてくれます。
時間も場所も選ばず、簡単に質問できますね。
※メール問い合わせがなく、電話のみのところもあります。ここはなかなか問い合わせしにくく困ってます。
聞きたいことはほとんどの会社で同じなので、一度質問をつくると他の会社にも応用できますね。
参考→地球のこと〜ブラックサンダーとパーム油とカカオ〜
私は食べる度に、パッケージをとっておいて、家に帰ってから時間あるときにWEBで問い合わせています。
現在、9社に問い合わせました。だいたい数日で返してくれます。
会社によりますが、お客さまの声は関係部署に届けて考慮していくと回答してくれるところが多いです。
小さな声でもインパクトになることを願っています。
後日返答をまとめてみようと思います。
RSPOマークの商品が増えても、店頭に並んでいなければ気軽に買えません。
今日、洗濯洗剤がなくなったので、近くの薬局に買いに行ったら、買いたかったSARAYAの洗剤が見当たりませんでした。
何店舗か回っても見つけられず。。。
そこで、今日探しに回った店舗に、WEBの問い合わせページからリクエストを送りました。
すぐに返事をくれた会社もあり、早速担当部署へ相談してくれるとのことでした。
買う人がいれば店舗も仕入れるはず。どんどんリクエストしよう。
送ったメール↓
洗濯洗剤がなくなったので、買いに行ったのですが、買いたいものがなくて困りました。
買いたかったのは、サラヤの洗濯洗剤arauや、ハッピーエレファントなど「RSPO認証油」を使用した洗剤です。
他の薬局にも何軒か行ったのですが、ありませんでした。
インドネシアやマレーシアの森を壊して、私たちは生活を送っていると知りました。
変えられるところから変えていきたいと思い、RSPO認証の製品を使うよう心がけています。
2020年東京オリンピックに向けて、持続可能な社会を目指して、パーム油の持続可能な調達にも注目が集まってきているそうです。
生産側はもちろん、流通、消費側も世界から注目されてきます。
ビッグネームの商品ほどは売れないかもしれないけれど、地球にやさしい商品を取り扱っていくのは、地域社会から持続可能な社会を発信していくことにもなって、近いから行くではなく、ここのお店で買いたい!とファンが増えると思います。
地球にやさしい製品(RSPO認証など)が店頭に増えたらいいな、というリクエストでした。よろしくお願いいたします。
パーム油に極力頼らない生活もいいかもしれない。
LUSHから、パーム油を使わずにつくった石けんが発売されました。
スマトラシャンプーバー SOS Sumatra
この石けんはパーム油を使っていないだけでなく、消費税を除く売り上げの全てをSOSという団体に寄付されます。
SOSは、スマトラ島の土地を購入し、プランテーションとして使われていた放棄地を再生しています。
詳細はコチラ→#SOSsumatra
3,000円で15畳分の熱帯雨林を獲得できるとしたら、どうしますか?
パーム油のプランテーションで起こる問題の一つは、野生動物の生息地の減少・分断です。
緑の回廊プロジェクトは、分断された森をつなぐことで野生動物が広い地域を自由に移動できるようにする、生物多様性を確保するための取り組みです。
保護区と保護区のあいだに残る熱帯雨林を所有者から購入し、保護区と合わせて大きく長い熱帯雨林の廊下『緑の回廊』をつくるのです。
このプロジェクトの応援は、年間3,000円からできるのです。
熱帯林のオーナーになって野生動物たちが棲める森を守っていく、ってなかなかスゴいことですよね。
詳細はコチラ→緑の回廊プロジェクト
この活動は、ボルネオ保全トラスト・ジャパンという団体が行っています。
吊り橋プロジェクトやボルネオへの恩返しプロジェクトなど他のプロジェクトも行っています。
会員も何種類かあって、自分に合うものを選ぶこともできます。
興味がある人はページを覗いてみてくださいね→ボルネオ保全トラスト・ジャパン
知ること、行動すること、伝えること。
できることを積み重ねていこうと思います。
最後までおつきあいありがとうございました。
追記:2018.05.28
ボルネオ保全トラスト・ジャパンから
森の土地オーナー証が届きました!
会報誌も同封されていて、活動もよくわかります。
緑の回廊つなげたい〜!
コメント
はじめまして。緒方葉月と申します。
私もボルネオ保全トラストジャパンの会員で、毎月定例会には参加しています。
いま私の運営しているメディアサイトでパーム油についての記事を書こうと思い、調べているうちにこちらのページを拝見しました。
特にsenchicchi様に言いたいことがあるわけではないのですが、同じ志をもったものとして繋がれたらと思い、コメントさせていただきました。
私の会社では環境に配慮した商品の紹介や、自社でボルネオ保全トラストジャパンに寄付するための商品も開発しています。良かったらfacebookなどでも繋がれたら嬉しい限りです!よろしくお願いいたします。
緒方葉月さま
コメントありがとうございます!
気づくのが遅くなり、申し訳ありません。
素敵な想いを持った会社で働かれているのですね!
色々教えていただきたいです^^
そして、繋がれたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。