メキシコの首都メキシコシティ。スペイン語だと、Ciudad de México です。よく、「CDMX」と書かれています。
成田から直行便が飛んでいるので、アクセスしやすいラテンアメリカの都市。
太陽の光に包まれた、文化や芸術あふれるこの街の、ぜひ訪れたい(徒歩でもまわれる)スポットを11箇所お伝えします。
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- 1. 国立宮殿 Palacio de Gobierno
- 2. テンプロ・マヨール Templo Mayor
- 3. メトロポリタン大聖堂 Catedral Metropolitana
- 4. 郵便局 Palacio de Correos de México
- 5. ラテンアメリカタワー Torre Latinoamericana
- 6. べジャス・アルテス宮殿 Palacio de Bellas Artes
- 7. 記憶と寛容の博物館 Museo Memoria y Tolerancia
- 8. ディエゴ・リベラ壁画館 Museo Mural Diego Rivera
- 9. ガリバルディ広場とサン・カミリト市場 Plaza Garibaldi y Mercado San Camilito
- 10. シウダデラ市場 Mercado de Artesanías de la Ciudadela
- 11. カフェ・デ・タクバ Café de Tacuba
1. 国立宮殿 Palacio de Gobierno
広場Zócaloにある立派な中世建築物。スペイン植民地時代の宮殿で、現在は大統領の国務室、大蔵省が入っているそう。
見どころは、何と言っても、大きな壁画。
メキシコの歴史が壁いっぱいに描かれた、ディエゴ・リベラの壁画は圧巻です。
※絵は左右にも続いています。他にも素晴らしい作品がたくさんあります。
場所:ソカロZócalo横、入り口は建物北側(人が並んでいるところです)
時間:9:00-17:00(月曜定休)
料金:無料 ただし、入り口で代表者の身分証(パスポートなど)を預ける必要あり
※大きな荷物や飲食物は持って入れないので、入口入ったところで預けます
2. テンプロ・マヨール Templo Mayor
メキシコシティのあたりはその昔、湖でした。
1300年代、アステカの人々は神の啓示に従い、湖の小島を干拓し、テノチティトランと呼ばれる都市を建設しました。
その中心にあったのが、テンプロ・マヨール。ピラミッドもありました。
40年ほど前からの発掘で重要な歴史遺物がたくさん発見されています。
遺跡は外からも眺められますが、博物館の展示もとても面白いので、入場料を払って入るのが断然オススメです。(所要時間1-2時間)
場所:ソカロZócalo近く
時間:9:00-17:00(月曜定休)
料金:80ペソ
公式ページ:https://www.templomayor.inah.gob.mx
3. メトロポリタン大聖堂 Catedral Metropolitana
アメリカ大陸最大級のカトリック教会の大聖堂。
スペインが16世紀に、アステカのテノチティトランを滅ぼし、象徴であるテンプロ・マヨールを破壊し、
アステカの遺跡の上に、立派な教会や建造物を建てていきました。
建築にはテンプロ・マヨールの石材も利用されたとか。
信者の毒を吸い取ったという「黒いキリスト」が有名です。
外から見ると、地盤沈下で少し傾いているのに気づくかもしれません。
場所:ソカロZócalo横
時間:8:00-20:00(定休日なし)
料金:無料
4. 郵便局 Palacio de Correos de México
世界一美しい郵便局とも言われる、メキシコ中央郵便局。
ソカロZócaloから西へ歩行者天国をゆっくり15分ほど。
後で出てくるべジャス・アルテス宮殿も手がけたイタリアの建築家アダモ・ボアリが担当したこの建物に入ると、中世の世界に迷い込んだ気持ちになります。
場所:べジャス・アルテス宮殿前
月-金:8:00-19:30
土:10:00-16:00
日:10:00-14:00
料金:無料
5. ラテンアメリカタワー Torre Latinoamericana
1956年に建設された181mを越える44階建ての建造物。
エレベーターと階段で上がった最上階からは、風を受けながらメキシコシティを360度見渡すことができます。
階下にはメキシコシティの歴史の展示もあり、このタワーは大きな地震にも揺るがなかったことがわかります。
場所:べジャス・アルテス宮殿そば
時間:9:00-22:00(年末年始は時間変更あり)
料金:展望台130ペソ、博物館20ペソ
6. べジャス・アルテス宮殿 Palacio de Bellas Artes
壮麗なアール・ヌーヴォー様式の建物で、大きなドームが印象的なべジャス・アルテス宮殿には、芸術が集まっています。
柱や床には大理石がふんだんに使われ、内装はアール・デコ様式。
チケットを買い、階段を上っていくと、壁画運動の巨匠たちの壁画が待ち構えています。
迫力と大きさに圧倒されます。
音楽やダンス、民族舞踊なども楽しめる劇場もあります。
場所:Metro Bellas Artes駅すぐ、ソカロZócaloからゆっくり歩いて15分ほど
時間:10:00-17:00(月曜定休)
料金:70ペソ(カメラ撮影許可30ペソ)
※大きな荷物や飲食物は持って入れないので、入口入ったところで預けます
7. 記憶と寛容の博物館 Museo Memoria y Tolerancia
世界に存在する暴力と残虐性、繰り返してはならない歴史の展示と、寛容な世界をつくるためにはどうすればいいか投げかけている博物館。
記憶の展示では、ホロコーストがどのようにして行われていったのかを中心に、ルワンダやカンボジアの虐殺についても言及されています。
かなり工夫のこらされた展示になっていて、勉強になります。
場所:Bellas Artesから西へ歩いて5分ほど
火-金:9:00-18:00(月曜定休)
土-日:10:00-19:00
料金:95ペソ
公式ページ:https://www.myt.org.mx
8. ディエゴ・リベラ壁画館 Museo Mural Diego Rivera
「アラメダ公園の日曜の午後の夢」
メキシコの市民から歴史上の人々が大勢描かれています。そして目を引くのは、
真ん中のオシャレをしたガイコツ(カトリーナ)と隣のおチビなディエゴ、そして後ろからディエゴの肩に手をおくフリーダ・カーロです。
この壁画があるのが、アラメダ公園の横に位置するティエゴ・リベラ壁画館。
1947年にディエゴ・リベラが描いたこの壁画、もともとは近くにあったホテル・プラドの食堂に描かれたものでした。
しかし、1985年大地震によって、ホテルが倒壊の危機にあったために、この大きな壁画は運び出され、今の位置に移されました。
壁画館では、どのように運んだかや製作過程の写真も見ることができます。
場所:Metro Hidalgo駅近く、アラメダ公園横、ソカロZócaloから歩いて30分ほど
時間:10:00-18:00(月曜定休)
料金:35ペソ(カメラ撮影許可5ペソ)
公式ページ:https://museomuraldiegorivera.inba.gob.mx
9. ガリバルディ広場とサン・カミリト市場 Plaza Garibaldi y Mercado San Camilito
ソンブレロをかぶってバイオリンやギター、トランペットでメキシコ音楽を奏でる楽団・マリアッチが集まるのが、ガリバルディ広場。
無形文化遺産に登録されているマリアッチを本場で一度は聴いてみたいものです。
そして、その隣にあるのが、サン・カミリト市場です。
メキシコ料理を食べられるお店がずらりと並んでいます。
美味しいものが多いので、メニューはわからなくても、チャレンジしてもいいかも。
座って食べていると、マリアッチが聴こえてくることでしょう。
ただ、夜間は治安に不安ありそうなので、
マリアッチは少ないけれど、昼間にのぞいてみるとといいかもしれませんね。
場所:Metro Garibaldiすぐ、べジャス・アルテスから北へ徒歩10分
時間:7:00-22:00(サン・カミリト市場)
10. シウダデラ市場 Mercado de Artesanías de la Ciudadela
メキシコ雑貨がたーっくさん集まっている民芸品市場です。
思わず引き込まれる、色彩にあふれたお店もあり、歩いているだけでも楽しい場所です。
この市場は、1968年メキシコオリンピックに向けてつくられたそうです。
今も変わらず賑わいをみせるシウダデラ市場で、とっておきのメキシコ土産が見つかるかも。
※写真は、お店の人に断ってから撮っています。プエド トマール ウナス フォトス?
場所:Metro Juarez駅近く、ディエゴ・リベラ壁画館から徒歩10分
月-土:9:00-19:00
日:9:00-18:00
公式ページ:http://laciudadela.com.mx
11. カフェ・デ・タクバ Café de Tacuba
メキシコ現代絵画を代表する画家フリーダ・カーロも通ったレストラン。
1912年創業、メキシコアートやステンドグラスが華やいだ雰囲気をつくっている老舗人気店です。
店員さんの制服も特徴的です。ウエイトレスはみなさん大きな白いリボンをつけています。
値段は高めですが、デザートだけでも、雰囲気を楽しむ価値ありです。
場所:Metro Allende駅そば、ソカロZócaloから徒歩10分
時間:8:00-23:30
以上、中心広場ソカロZócaloから徒歩でも行けるオススメスポットでした。
ちなみに、メトロ(地下鉄)で移動する場合は、何回乗り換えても1回5ペソです。
メトロは12線あり、どう乗り換えるかは、アプリでの検索も便利です。
(地下鉄やバス検索で便利なアプリはコチラから→旅先で移動のために便利なアプリ)
メトロの駅に降りたら、「TAQUILLA」というチケット売り場で、切符を買い(5ペソ/1人)
もしくは、チャージされているメトロICカードを使い、改札を抜けます。
電車は、ゴム製のタイヤでやってきます。
停車するときは、ガコン!と強めの衝撃があるので、乗車時はどこかにつかまっておいてくださいね。
2020年はじめの情報です。(子ども料金については記載していません)
子ども料金や日程や料金変更ないかなどは、行く前にチェックしてくださいね。
月曜日は、上記お休みが多いので、ゆったりカフェや市場を楽しんだり、テオティワカンに行くといいかもですね!→テオティワカンへの行き方はコチラ
楽しい旅を。¡Buen viaje!
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