サファリに行きたい!〜プロサファリガイドに教えてもらった動物のこと〜

自然・動物

動物、好きですか?

好きでもそうでなくても、話を聴くと思わず動物が愛らしく思えてくる、
そんな人がいます。
ケニア・プロサファリガイド 加藤直邦さんです。
今回は、加藤さんに教えてもらった、動物のおもしろ特徴や生態を、senchicchiの絵付きで(笑)、紹介します。
サファリに行きたくなっちゃうかも!

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サバンナに多く生息する、シマウマ
2頭のシマウマが、相手の背中に首をもたれ掛からせ合っています。
何をしているのでしょう?

実はこの様子、休んでいるのです。
シマウマは後ろが見えないため、お互い見渡せる範囲を分かち合って休んでいるのです。
なかなかの知恵者ですね。

逆に、シマウマなど草食動物が同じ方向を見ていたら、、、

何かいる!

ライオンがいたら、まず逃げるのではなく、
むしろ近づいて(!)、お腹が空いているか観察してから、逃げるか決めるそうです。

ちなみに、一番はじめに見つけるのは、
背が高いキリンさん。
キリンが何か見つけたら、他の動物も集まってくるとか。

さてさてシマウマは、サバンナに多く生息するため、
はじめこそサファリ参加者は見つけて喜んでいますが、そのうち飽きてしまうそうです。

でも、ライオン1頭生きるのには、シマウマが1000頭必要な計算になるため、
シマウマの数が多いのは、自然界の自然なバランスなのですね。

 

サバンナの動物たち〜肉食動物

さて、百獣の王と言われるライオンですが、
ライオンの休日スタイルを見たことはありますか?

休日のOFF style!?のライオンです。
実は、雨降りの後は、タテガミがお風呂上がりみたいになります。
晴れの日ブローされて、また立派なタテガミに戻ります。
雨の日のサファリも面白そうですね。

ライオンは、ハンティングは週に1回程度夜行性で1日の活動時間は2時間ほど。
お腹だして、ゴロゴロしていることも多いです。
ライオンは、パワー系ハンターのため、一瞬にかける力をセーブするために寝てるんですね。

 

一方、ネコ科の動物の中では珍しく、
チーター日中しか活動しません。
草丈の短い草原に生息するチーターは、スピード系ハンター
トップスピードは、時速110kmだとか!
しかも、8mもジャンプする脚力の持ち主。

ハンティングに成功したら、子どもに食べさせて、母は見守ります。
敵が来たら譲ります。ケンカはしません。肉食動物の中で一番立場が弱いのです。
走るために進化したチーターは、ケガをしたらハンティングできなくなるからです。

ちなみに、ライオンは、メスがハンティングしても、
食べるのはオスが一番、その次にメス、そして子ども。
大人になれるライオンは1/4くらいだそう。他は餓死してしまう。
強いものを残していく、これも生き残っていく自然界の掟。

 

僕は見習いナチュラリスト

加藤さんから教えてもらった動物たちの特徴は、まだまだいーっぱいありますが、
もっと知りたい方は、この本がオススメです。

「僕は見習いナチュラリスト」
加藤さんがケニアで観察してきた動物ストーリーがたっぷり。
本屋さんにはないそうなので、amazonからどうぞ。

この本の中で、クロサイハナコが出てきます。
加藤さんの話を聴いたり、本を読んだり、動物園に行ったりして、
私はサイが大好きになりました。
いつか、ケニアでハナコに会うのが夢の一つです。

 

加藤直邦さんprofile

タンザニアの大学にて野生生物管理学を学び、ケニアにて日本人初の政府公認サファリガイドとして5年間活動。のち、青年海外協力隊として2年間ケニアの環境教育に従事。現在、アフリカ専門の旅行会社「道祖神」にて専属ガイドを務める。著書「僕は見習いナチュラリスト~アフリカ野生王国編」(情報センター出版局)

野生動物を守るレンジャーになるためにタンザニアで学んでいる時、思ったそうです。

アフリカにはちゃんと自然保護しているアフリカ人がいる
日本人の僕にしかできないことがあるんじゃないか
アフリカと日本をつなげる「橋渡し」の仕事をしよう
サファリガイドを!

今は日本に拠点をおいて、
ケニアのサバンナやコスタリカの熱帯雨林へ行くツアーのガイドを行っています。

2016年12月に出発した地球一周の船旅ピースボートに講師として乗船、
船内でたくさん動物講座をしていただきました。
その時の様子はコチラ→クルーズレポート
東京で行った勉強会の様子はコチラ→「バーチャルサファリ!〜多様な生態系に出会う旅〜」

 

加藤さんの癒しボイスに、92歳の私のおじいちゃんもファンになりました

 

加藤さんの動物のおはなし、とってもおもしろいです。
動物が好きになります。
チャンスがあれば、ぜひ聴いてみてください〜!
ケニアにもコスタリカにも行きたいー!

 

加藤直邦さんのブログ→僕は見習いナチュラリストWEB編

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